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三田市内の環境保全団体がご対面! 皿池公園 「守り人」の先進活動地視察 ―高平ナナマツの森―

こんにちは。あっきーです。ホント久しぶりの取材なんですが、
久しぶりの理由は言わずもがなのアレです。早く収束せんかなあ・・・。

今日は個人的にはなかなか面白い組み合わせだなあと思って参加してみました。
三田市にある皿池湿原で保全活動をされている「守り人(もりびと)」の皆さんが、同じく三田市の高平ナナマツの森の保全活動をされている「三田里山どんぐりくらぶ」の活動見学に行くという他団体交流。

一人の方がいくつかの団体に所属しているという話はちょいちょい聞くのですが、他団体同士の活動地での交流って、なんかいいですよね。


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守り人のみなさんのお揃いの帽子。グループ活動の本気度合いが見られました。


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さて、当日の集合場所は「三田・もち処 つくしの里」で当日は快晴!


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そこから歩いて10分くらいのところにある高平ナナマツの森はあの山の中です。
 

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道すがら、稲刈りをしている風景が見られました。稲のいい匂いが風に乗ってきていました。


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高平ナナマツの森の入り口付近にある看板。ここに来られる方はこの看板が目印ですよ!


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この日は本当にいい天気で少し暑かったのですが、ちょっと山の中に入っただけで気温が下がった感じがしていい気持ちでした。


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いよいよ「守り人(もりびと)」と「三田里山どんぐりくらぶ」の皆さんご対面の時です。
どんぐりくらぶの活動紹介。その中でも花炭(飾り炭)の炭焼きを紹介していました。

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こんな感じにきれいに焼けた炭!


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まずはラジオ体操で体をほぐし、いよいよ高平ナナマツの森の見学開始です。

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そんなに急な登りでもないけど、マスクしながらだと結構しんどい。

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シカの柵を越えていきます結構ところどころにシカのフンが落ちていました。里山に関わりだしてからシカに対する見方がすごく変わったと思います。(ホントどうにかならんもんか、と)

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5,6分歩いたところで「ナナマツ窯」に到着! 


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窯の説明を受ける「守り人」のみなさん。結構質問も飛び交っていました。
さてさて、せっかくの機会とばかりに窯の中を見せていただきました。


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窯の中に照明を入れていただいたおかげで奥まで見えましたが、「中に入ってもいいよ~」と言われて更にせっかくなので中へ!


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中から窯の入り口を見るとこんな感じ。土で固められているのがよくわかりました。


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それから、他の方もこの機会にと中に入っていきました。

普通、炭焼きは冬の間に行われるのですが、ナナマツ窯では普段の年は6月頃に炭焼きをするそうです。その理由は、地域の少年団や近隣の学校行事に合わせて行うからだそうです。三田市は小学3年生が環境学習をするらしく、その際に中に木を積み込んだり、火を付けたり、窯の中から出すときに手伝ったりするそうです。
それでも、今年は6月にできなかったので10月に炭焼きをするそうで、ただいま準備中とのこと・・・、なるほどね~


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他には、県の補助金を使って購入した機材の話などが出ていました。両団体の話を聞いていておもしろかったのは、活動地に電気が引けるかどうかで機材を買うか買わないかみたいなところが変わってくるということ。なるほどなあ。


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窯の見学が終わった後は、ナナマツの森の中を少し散策。
繰り返しますが、この日は本当に天気が良かった!

 
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ナナマツの森では入山者数調査をやっていますので、入山の際はカウンターをカチッっと押してくださいね。

 
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少し山の中に入っていきます。この日は山頂までは登りませんでしたが、山頂までは40~60分くらいとのことでした。


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途中、三田里山どんぐりくらぶが今年修復したという吊り橋っぽく見える超しっかりとした橋や、


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こちらも小川を渡るしっかりとした橋など、森の中にはどんぐりくらぶさんが手を加えられた部分が随所に見られました。

 
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他にはこういう丸太の橋がいくつも見られましたが、こちらは地元の小学生の環境学習で作った橋とのことでした。地域とのこういう活動の連携っていいなあ。


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終盤になって「守り人」の皆さんが足を止めました。池に小さな黄色い花が群生していました、(池にはどんぐりくらぶさんと一緒に安全に気を付けて近づきました)

 
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オグラコウホネという花だそうです。すみません、不勉強でこの花の価値とか全然分からなかったんですが、珍しいんですか?(しかられそう・・・)

 
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最後には大のおとなが童心に帰ったかのように森の中を楽しそうにはしゃいでいるように見えました(超たのしそうでした^^)


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天気に恵まれたおよそ2時間半の地域環境保全団体どうしの交流は「ぜひうちの活動にも参加しに来てください」のエールの交換(?)で幕を下ろしました。
それぞれの活動のノウハウや情報の交換の場って、もっと増えて横のつながりができたら面白そうだなあ、という可能性をたくさん感じた交流会でした。

いや~、早く以前のように地域活動が何の気兼ねもなくできるようになるといいなあ。


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